医者

療養中に配慮したいこと

医師

休む時のポイント

他人に頼るのが苦手で、何事にも責任感を持って取り組む人ほどうつ病になりやすいため、真面目な方は心の健康状態に気を付けておくのが肝心です。気分の落ち込みは誰でも体験することですが、もしも仕事などで精神が擦り減り、半月ほど無気力感が続く場合は、放置せずに病院で相談してください。初期段階は症状が軽微なため、通院しなくても大丈夫そうに判断しがちですが、一度歯車が回り出したうつ病は症状を進行させますので、軽視しないようにしましょう。また、うつ病は仕事で失敗した場合だけでなく、昇進といった祝いごとが原因でも、発症するケースがあります。ですから落ち込む要素が見当たらない場合でも、長い期間心の沈み込みが続く時は、精神科や心療内科で診察を受けてください。一方、うつ病は神経伝達物質の分泌量が下がり、脳の働きが鈍る病気でもあるため、判断能力が低下することも一般的です。かつて普通にできた仕事ができなくなった場合、自己嫌悪に陥ることもありますが、これはうつ病の症状ですので、自分を責めないように気を付けましょう。それらの対処法も病院へ行けばアドバイスしてくれますから、無理や我慢はせず、専門医を頼るのが賢明です。病院では外来のほか、入院して治療することもできるため、重度のうつ病でも療養に取り組めるようになっています。そして入院や自宅療養など、一定期間仕事を休んで治療に専念する時は、職務や用事を、全て心から切り離すことが大切です。この治療方法は、仕事などを一旦忘れることが目的ですから、それを行わないことには始まりません。しかしながら、何もしない生活は時間を持て余す場合が多く、元来の真面目な性格もあり、その時間を何かの勉強に充ててしまうかもしれません。ですがそれでは休んでいる意義が薄れますので、その点にはお気を付けください。あるいは、療養しなければいけないと考え、休むことに努力し始めるケースも、意外に多く見られる事例となっています。体こそ休めておりましても、肝心の頭ではあれこれと考えている場合が殆どのため、これもうつ病の治療では留意しておきたいポイントです。さりとて、今まで精神を擦り減らすまで頑張ってきた人は、いきなり上手に休める方が稀ですから、最初は休養と怠惰は別物であると認識する所から始めると良いでしょう。その後、療養を経てうつ病が良くなり、仕事などへ復帰する場合ですが、今後はある程度真面目さを抑え、手を抜くことも必要になります。元々ハイレベルな完璧主義者の方なら、多少手を抜いても、常人より緻密に仕事をこなしているケースが殆どです。そのほか、仕事が手一杯の時は他人に任せるなど、これまでとは違ったスタイルを心掛け、うつ病を回避するようにしましょう。